000035汪 娜(大連外国語学院)
平和と文化の道を探求する。
１月２８日、『池田先生は平和と文化の道を探求』という記事を読んだ後、いろいろ感じました。
この記事は陳叔平学長の授章の辞です。つまり，貴州大学の池田大作先生への『名誉教授』称号授章式のときのものです。この記事を読んで池田先生は生涯を通じて、『平和の道』『文化の道』を探求し、貧しい家の子供たちにも、等しく教育を受けられるように取り組んでいます。そして、中日国交正常化の直後、新中国初の正式な留学生を受け入れてくださったのも、創価大学だったということがわかりました。これらのことがいずれも池田先生が中日友好のために努力した結果です。
貴州大学は今、『調和のある社会』と『調和のある世界』の実現を目指して、その任務を担う人材の育成に励んでいます。どの学生も、貧困が原因で中退することがないよう、いろいろと工夫し、努力しています。今は池田先生を貴州大学の『名誉教授』にお迎えし、模範として、貴州大学の一人一人に精神的な支援をくださったと言えましょう。
そればかりでなく、池田先生の精神はわれわれにとっても大きな励ましです。『平和と友好』は口で言うせりふではなく、われわれが実際にしなければならないことだと教えてくださりました。今、私たちはそろそろ社会に出ます。『将来、社会に役に立つ人になってほしい』と母がいつも言ってくれます。しかし、いったいどうしたら、本当に社会に役に立つ人になるのでしょうか。よく考えなければなりません。私たちがすることはどんなに大きいことでなくても、他人を助けることは、たとえ見た目がぱっとしないことでも、する甲斐があると思います。中日友好も同じく、われわれは身の回りの小さなことから始めてこそ、本当に中日友好に自分の力を貢献できます。例えば、大連へ旅行する日本人が道に迷ったとき、もし私たちが自らその人を助け手伝ったら、異国の地にある人にとって、最大の支援ですが、われわれにとって、ただ一挙手の労だけです。
「雨垂れ石をうがつ」という諺があります。つまり、どんなことでも、一朝一夕にできることではなく、絶えず努力しなければなりません。平和と文化の道を探求することも更に同じく、決して、二、三日で解決できるものではありません。私たち一人一人が繰り返して探求し、研究しなければなりません。われわれは、これからも池田先生の思想を前進の方向として、社会に微力を尽くそうと思います。
000002徐 蕾(遼寧師範大学)
核兵器と戦争のない時代を築くために
今まで世界では大きな戦争は二回ありました。世界の民衆は戦争に深く傷つけられました。戦争を起こす方でも、受ける方でも、その国の国民は被害者です。世界では人種と言語の違いによって国が創立されましたが、どの国の人であっても、みんな地球に住んでいますから、私たちは全部地球人であると言えるでしょう。ですから、私たち共通の目標はこのただ一つの地球を守ることです。しかし、国の間に、利益のために、紛争を避けることができないことです。もし、よく解決できなければ、戦争になります。今、私たち世界の民衆は第三次世界大戦を避け、平和を求めるために努力しています。しかし、今核兵器は人類の最大の脅威です。テロ組織を含むその他の国々までもが、核兵器を求めています。核兵器が存続するということは、都市や国、そして文明が核による破壊の対象となることを意味します。
２００７年９月８日に日本創価学会戸田会長が核兵器の廃絶を訴えてから、５０周年を迎えます。９月１３日（木曜日）５版の『聖教新聞』に載ったように人類は今核兵器の脅威にさらされています。戸田会長は、核兵器を「人間の生存、生活、尊厳」を脅す最大の脅威と捉え、その廃絶を訴えたのです。ですから、私たちは、人間に与えられた思考と声の力で、核保有国の政府に対し、核のない世界を実現する道を開くように働きかけ、この世界を変えていくべきです。池田名誉会長が「原水爆禁止宣言」50周年を記念するために送ったメッセージの中で「核兵器は人間が作り上げたものである以上、必ずや廃絶できます。また廃絶する以外に道はありません。人間が作り上げた制度は、人間自身が発想を変え、力を合わせて挑戦すれば、仕組みを変えることができる」と言われています。
核保有国は核兵器を持っているから、他の国に襲われる心配がないと思うかもしれませんが、実は核兵器が人間の「生命の権利」への最大の挑戦です。これ以上に、地球環境に大きな影響がありません。最近、地球温暖化の問題はだんだん厳しくなります。これは核兵器の使用と関係があると思います。私たち若者は核兵器の厳しさを認識しなければなりません。この問題に対する「無関心」を「共感」にとって代え、平和な未来のために、核兵器が存在できないように頑張らなければなりません。私たち若者は時代を変革し、核兵器と戦争のない時代を築く最大の原動力ですから。これは私たちの責任です。
000052李 嬌(大連理工大学)
中日友好に尽くす新聞記者
私は日本語を学ぶとは、以前、考えたこともありませんでした。私は高校時代で学校の記者でした。新聞記者になるのが私の夢です。高校に入ったばかりの頃から、私は中国マスコミ大学の新聞学を目標にして、張り切ってたえず走っていました。三年の努力、三年の汗でした。
三年の後、黒い六月、幼い頃からよく私の面倒を見ていた神様はこの大事なときに、とんでもない悪ふざけをしました。大学入試の成績は模擬テストと比べ２０，３０点の差がありました。天が崩れたような感じでした。太陽も見えなくなりました。三年間の唯一の夢はそのまま水泡に帰りました。私は大学志望書の前にして、身を引き裂かれるような悲しみに打ち砕かれていました。志望は中国マスコミ大学でしたが、私はその文字を書き込むことができませんでした。
三か月後、涙を流しながら、私は大連理工大学に入って、日本語の勉強を始めました。朝から夜まで、週末にしても、休日にしても、毎日日本語に打ち込んでいましたが、心は日本語以外にありました。マスコミ大学を失う痛みを忘れることができませんでした。一年後、小金橋の学生になって、聖教新聞に載った池田名誉会長の文章を読む時までは・・・。
2007年6月2日掲載の「無限の希望は自分の中に！」の「今、奮迅の力を！」の中には、「誰人たりとも 人間は！ 人間は必ず！ その人間の勇気には 希望と平和の朝が待っているのだ！ 君よ
再び決心して 立ち上がれ！ そこには必ず 光の合図の 勝利の太陽が 待っているからだ！」、との文章がありました。
また8月19日の｢わが友に贈る]の中には、「努力のなかに 勝利がある！ 栄光がある！ どんな環境であろうと 弛まず進む人が勝つ！」とありました。
池田名誉会長は自分の行為でこの道理を私の心に深く刻みました。
すべての道はローマへ通じています。マスコミ大学新聞科は最後の目的地ではなく、一つの駅にすぎないと思いました。日本語と新聞を結合すれば、前途はもっと遠大ではないだろうかと私は自分を励ました。この考えを持って、理工大学の記者グループに入りました。記者として、学校のイベント、優秀な学生などをインタビューして、ニュースを書いて、学校新聞に載せます。
その数日後のある日、田中先生に会って、先生の話はさらに私を恥ずかしくさせました。「人間はただ自身のためだけに生きてはいけません。世の中は一人ひとりが単独でいる個人ではなく、お互いに依存しあっている全体です。全体が良くならなければ、個人の幸福も得られません。ただ自分自身のために生きている人は、一つの障害を乗り越えたとしても、次の欲望のために、もっと多くの障害に遭うに違いません」。この話を聞いて、平日の先生の忙しい姿が思い出されました。名利のためではなく、ただわれわれ中国人の学生の手伝いをするために忙しく働いています。そんな先生はとても幸福そうに見えます。それに対して、私は自分のことのみに目を向けて、ただ失った夢を追うために新聞記者を目指している。これこそ、私の最大の悲しみかもしれません。
私の身辺は家族だけではなく、私の世話をする人は親友だけではなく、他人、社会、国家など・・・、たくさんの人々が私に恩を与えます。私はそれらに報いるべきです。
中日両国は断ち切れない長い交流の歴史がありますが、現在、両国人民の間にはたくさんの誤解が存在しています。国境線はもはや越えられない限界ではない今日、心の限界を打ち破ることこそ最も重要な課題だと思います。私は、中日両国の交流に微力を尽くすために新聞記者になりたいです。私は池田名誉会長の教えてくださったとおりに、自分の未来と中日両国の素晴らしい未来のために力を捧げていきます。
000065劉亜臣(遼寧師範大学)
青年と平和
昨年は中日国交正常化35周年で、池田先生は周恩来総理との会見から33年目である。先輩たちの共同の努力の上に中日友好関係が一層発展してきた。
これから「中国と日本の青年が周総理と池田先生のように、しっかり手を握り、両国に架けられた友誼の“金の橋”を受け継ぎ、アジアの平和、世界の平和のため、人類の幸福のために進みましょう」（『聖教新聞』2007年(平成19年)12月5日(水曜日)5版(4)『日中友好の金の橋を堅固に』）の通りにわれわれ青年は歴史の使命を担って、先輩の道を継がなければならない。
青年は歴史に重大な責任を与えられる。戦争を経験しなかったが、戦争について映画を見て、人民の生活はどんなに艱難かがわかる。だから先輩は戦争の教訓を汲み取ればこそ、中日の友好関係、いな、世界の平和に力を尽くして、貢献した。省みると、1974年12月5日に病院で億万の民の指導者である周総理は容態がよくなくても、医師団の反対を押し切って池田名誉会長との歴史的な会見を行われた、それに、「中日友好は私たちの共通の願望です。共に努力していきましょう」総理は名誉会長の手を握りしめ、未来を託した。さらに、名誉会長は会見の6年前に険悪な日中情勢であったにもかかわらず、中国政府の正式承認や国連加盟を訴え、正常化への道を開かれた。このような努力は35年の間にずっと進行しており、友好的に往来して中断することはない。例えば、中国京劇院の公演や留学生の交換など多くの民間交流が行われた。これは両国人民の風俗や習慣などを相互に理解するのを促進してきた。特に、2006年と2007年に日本での大連ウイークと大連でのジャパンウイークが相次いで行われた。これは異文化の交流だけではなく、中日の友好関係の発展も表した。
われわれ青年は21世紀の若者として、先輩たちの創造した平和な環境で成長するのはどんなに幸福なことでしょう。しかし、歴史を忘れないで、先輩たちの辛い努力を忘れないで受け継いでいくこと。これは歴史の使命である。そして、平和は国内の問題のみにかかわらず、世界や時代の主題でもある。人類の平和と幸福という共通の土台に立てば、たとえ文化や信条が異なっても、より豊かに共鳴を奏で、より美しい旋律を織りなすことができる。いわば、平和とは各国人民の願望で、幸福の種である。だから、中日友好関係や世界各国の平和や発展は何よりも大切だと思う。今の中日友好関係は成長している木といえるだろう、先輩は種をまいたから、精一杯に育てて、子孫たちに涼む所を作る。けれども、子孫は先輩のことを受け継がなければ、前の努力は泡と消えるに違いない。その代わりに、後代が先代のことを受け継いで、心を尽くして木を生い茂るように育てる、結果はいわなくてもわかる。
だから、新世紀の主役であるわが青年は歴史的な重大な責任を担って、先人の開かれた道を歩まなければならないと思う。青年の私たちは、両国の永遠の友好のため、世界の平和と繁栄のため力を尽くす義務がある。青年には、限りない宝がある。それは、誠実だ。正義だ。勇気だ。青春には、誇り高き使命がある。それは、行動だ。前進だ。勝利だ。どうか青春の生命の本領を大いに発展し、先人のように努力し、世界の平和と発展の時代を断固として勝ち飾ろうではないか。
その故、「わが生命を尊いと思うなら、わが生命の内にある仏の生命を湧き立たせていきなさい。そして、信行学に励んで、自分自身の生命に磐石の福運をつけ、無限の智慧を輝かせていくことです。」と池田先生の指導の通り、この貴重な青春時代に、日日確信を持って努力し、一生の幸福の基盤を築いていこう。
今年は「中日平和友好条約」締結３０周年である。また池田大作先生が「日中国交正常化提言」をされて４０周年になる。北京オリンピックが開催される。両国の友誼や世界の平和の後継者である私たちは、今から必ず科学文化をマスターし、異文化をよく理解し、そして、勉強に勉強を重ね、チャンスをつかんで実践する。これは一番大切だ。「調和を共に創り行こう、友誼の心の価値は計り知れない」を信条として世界の平和と繁栄のために、両国の永遠の友好に協力しましょう。
000062林東東(大連外国語学院)
人生を決めるのは自分
「絶望的なことが起こる場合もある。しかし、そのことを絶望と誰が決めるのか」「反対に信心で乗り越えようと決めるのも同じ自分の心である」
―池田名誉会長―
私は2006年11月28日の『 聖教新聞』を読んで、第29回日本障害者技能競技大会の最高位となる銀賞に輝いた木村明さんの記事に心を深く動かされた。木村さんは先天性の骨形成不全症のため、生まれつき骨が弱く、少しの衝撃でも骨折してしまう。歩くことさえままならなかった。泣き面に蜂であった。24歳の時、木村さんは目覚まし時計の音もベルの音も聞こえなくなった。聴力を失っているという。そのため、やっと決った仕事も退職せざるをえなかった。苦悩のどん底で、ある日、木村さんは池田名誉会長のスピーチに出会う「絶望的なことが起こる場合もある。しかし、そのことを絶望と誰が決めるのか」「反対に信心で乗り越えようと決めるのも同じ自分の心である」その言葉に励まされ、木村さんは「絶対にあきらめない」という執念で努力を重ね、限りない知恵と勇気を引き出しながら力強く人生を生き抜いていった。
簿記検定やワープロ技能検定の資格などさまざまな資格から障害者技能競技大会の銀賞に至るまで、木村さんは自分の手で元々どんよりとした人生を鮮やかに色取った。
困難を前に諦めるか挑戦するか。決めるのは誰か。木村さんの話に答えが見つかったと思う。明日ちょっとしたいいことがあるか、どうにもかわしようのない災難がふりかかるか、それは誰にも分からない。だが、人々によく知られているのは人生には挫折のない旅がないということである。成功を取るため、根気よく続けて勇敢と困難と戦う心を持たねばいけない。どんな困難にも左右されずに、希望と自信を持って、しっかりと自分の人生を握るべきである。他人は怪我をした足を治してあげるかもしれないが、決して輝かしい人生の道を切り開いてあげることはできない。一部の道がどんなに暗くて歩きづらくても、私たちは自分で歩き抜かなければならない。
非凡な事業を為し遂げる人はおしなべて粘り強く、自分の人生を決めることができる。ゴッホは間もなく30歳になる時にやっと自分が絵画に従事するべきだと発見した。立派な画家になるため、あとで人に誤解されて、人心を失い全く孤立して、悪名高くても、依然として自分を堅持した。精神が崩壊して自殺に至っても自分の信念を諦めていなかった。人間たるものは木村さんとゴッホのようになるべきで、どんな時であってもどうしても自分の方向を堅持しつづけ、力強く人生を生き抜いて行く。
人生を決めるのは自分。今こそこの話を胸に刻みたい。私は5歳の頃父と母が離婚した。幸福であった家を失った私もいろいろな困難を経験したことがある。父の会社の倒産、父の病気、まだそんなに成長していない私は生活に絶望したことがある。『聖教新聞』で読んだこの木村さんの記事が私に限りない力を与えてくれる。池田先生はこのような話をしたことがある「人間その内面に、希望も勇気も、限りない力が具わっている」まさにその通りである。自分に勝てるのは自分しかない。
000060李仙蘭(東北財経大学)
力になってくれた言葉
今度の冬休みは、いつもより長かったような気がします。「聖教新聞」と一緒だった私の休みは、再び自分自身を省みながら、これまで私が知らなかった分野、またその中の出来事、そしてかわいい人々などを知っていく、本当に有益な、いい時間でした。
一番に感銘を受けた記事が、2007年10月11日に掲載された「創価学園で情熱の日記念集会」での創立者の池田名誉会長からのメッセージでした。その一言一言がそんなに親身に近づいて、今の私には、大きな応援と力、そして前進する原動力になってくれました。そのメッセージの中で、この言葉が大好きです。「努力する人には、希望が湧きます。希望とは努力から生まれるのです。粘り強く、努力を貫き通していく人が、最後は必ず勝ちます。」読んでいきながら、思わず胸がわくわくします。自分がその場にいるような感じです。
池田先生は学園生たちに、理想を持って、それに向かって努力し、青春時代を惜しむようにとおっしゃいました。確かに、先生のおっしゃった通りです。今こそ、私たちの青春、活力、パワーが一番溢れる時期です。何事でも努力すれば、結実できます。たとえ、いい結果が出なくても、その過程で積んだ経験、学んだ知識、成功への希望、このすべてが自分の宝物になるのです。つまり、自分の理想のために努力することが、自分の価値を実現する道です。
「創価」は価値を創造するという意味でしょう。これがまた、人間の生き甲斐ではないかと思います。生きるからには、必ず目標があり、それを目指して努力する姿勢が必要です。ですから、日中友好交流、引いては世界平和へ一生を捧げる方方がいるのです。私は、それほど大したことはできないかも知れませんが、自分の立場で、より多くの人の幸福のために、最善を尽くすと決心します。
新聞を通して記事を読みながら、伸びたのは決して日本語のレベルばかりではないと思います。私は一人の大学生として、一人の人間として，また日中友好を担う若者として、重い責任が感じられます。従って、視野を広げ、心も広げ、より多くの知識と、夢のため努力する、そんな意志を持つ人に成長する自分を期待してみます。
000054張愛艶(遼寧師範大学)
前に向かって
私たちは同じ世の中で生まれて暮らしています。皆さんは世間がすばらしくて愛すべき世間だと思いませんか。そして、皆さんは健康でありませんか。それなら皆さんは大変幸せでしょう。それは痛みも苦しみもなくてすばらしい世界をみることができますから。
私は聖教新聞2007年9月16日5版6ページに「勝利の秘訣は生命力」というテーマとして書いてある本間さんの記事を読みました。とても感動でした。本間さんは小さい時から今まで母と一緒に強靭な意志で自分の信念を曲げなくてアトピー性皮膚炎、腎臓病、顔面神経まひ・・・・・・。 さまざまな病を乗り越えました。そして、今は学会員としてあの人が悩んでいると聞けば駆けつけて共に祈り、試練を乗り越えたと聞けば飛んでいって喜び合って多くの友たちを励ましています。
私は本間さんの記事を読んでから深い感銘を受けました。本間さんは生まれてから今まで病で苦しんでいました。それに比べ、私は体が丈夫で幸せであると感じました。そして、本間さんの生活に対する熱情と生命に対する楽観的な態度に感心しなければなりません。そして、その精神を学ばなければなりません。
「楽観」という言葉はどんなにいい言葉でしょうか。その言葉は人に新しい希望を与えてくれるし、生活でどんなことがあっても積極的な心で正面視できるし、人生の道で笑いが泣くより多くなるような気がします。人は完全無欠であることはできません。しかし、楽観的に生活している人こそ生命の昇華を持ってくることができます。本間さんのように笑いながら苦難の中で奮闘したからこそ病を乗り越えて大好きなソフトボールもやるようになったし、今の幸せを創造できるようになりました。
では、皆さんは「私の夢は何でしょうか。私は何のために生きていくのでしょうか」という問題を考えたことがありますか。
今、多くの学生は、自分は何のために、どうして学校に通って、勉強をしているかをよくわかっていません。そればかりでなく、後々何をしたいかもわかっていません。
それは私たちの生活が豊かになったためだと思います。中国の一般的な家庭には子供は一人だけで蝶よ花よと育てられています。そして、社会の競争は激しくなっていますが、身に着けたものは何もなくて競争する自信がないし、苦しい目に遭おうともしません。
私たちはちょっとした挫折で失望落胆してはならない。生活の中で自信に満ち溢れて自分の夢に向かって頑張りましょう。
000047鄭 偉(大連外国語学院)
私たちの中に勝利がある
『子供たちの中に未来がある！青年たちの中に勝利がある！故に我らは人をつくる』という言葉は私が１２月３日付けの聖教新聞で読み取ったものです。特に青年としての私は『青年たちの中に勝利がある』というところに深く引かれていろいろと考えました。
青年と言いますと、すぐ活発にしていて、笑顔で情熱に燃えていて夢にあふれている姿が頭に浮かびます。中国では『青年たちは朝八時ごろの太陽のようだ』と言う諺もあります。一言で、青年はどの国でも国家の未来のような存在なのです。勝利と言いますと、競争とか戦争とかが関連しそうです。ところが、『青年』と『勝利』を組み合わせて見ますと、なんだか、とても調和のとれたもので、人たちの期待にかなった状態のような感じがします。これとともに、青年の一人として、責任の大切さを深く感じています。
私は二年生のとき、『夢カレッジ』と言う活動に参加しました。というのは、日本からの留学生と一緒に生活、勉強する活動です。この活動はただ半年しかありませんが、活動の参加者全体がお互いに友たちになれたと固く信じています。この半年間を通して、みんな一緒にご飯を食べます、一緒に勉強します、一緒にお風呂に入ります、一緒に買い物します、などなど、いろいろとお互いに助け合って、お互いに信じ合って、その結果は送別の空港でのみんなの涙になりました。その時、みんなに出会って本当によかったと思いました。
その後、私は考えていました。国と国の友好はいったいなんでしょうか。ただ両国の政治や経済につながったものではなく、根本は国民の交流にあるわけなのです。もし、両国の国民すべてが私たち青年のように友達になれば、中日友好のやってくる日は指折って数えられるではないでしょうか。
現在、田中哲治先生ご夫妻と友好交流をしている私達、中国の青年達は誇りに思いましょう。私達は青年だからこそ、中国と日本の両国の民間交流の責任を肩に負うべきなのです。青年の特有の情熱と活発さで、この使命を最後まで頑張り抜いて行こうではありませんか。両国の友好は国民の間にあります。もっといえば、青年達の中にあります。私達の中に勝利が必ずあると固く信じています。
000029姜騰龍(大連外国語学院)
心の金の橋
２００７年９月２９日の聖教新聞に「北京大学では名誉会長の詩文朗読会」という記事が掲載されました。主な内容は次の通りです。北京大学の１００周年記念堂では、「心の金の橋――池田大作詩文朗読会」が開催されました。席上、朗読会に寄せて、池田名誉会長が詠んだ詩「北京大学の学生に贈る」をはじめ、名誉会長の詩歌、北京大学での講演などをあわせて、１９編が中日両国の学生らによって、紹介されました。開催趣旨は「次の世代を担う者として、池田先生の知恵と力を汲み取り、中日友好の確かな発展と世界平和の推進のために努力していきたい」というものです。
また、聖教新聞の３面に「北京大学讃歌」の全文が掲載されました。拝読した後、いろいろ考えさせられました。讃歌に込められている二つの意味が分かるようになりました。
第一は北京大学と名誉会長の友情が深いということです。名誉会長は１９７４年５月の初訪中以来、北京大学へ７度にわたり、訪問し、同大学での講演は、「新民衆像を求めて」、「平和への王道」、「教育の道、文化の橋」のテーマで３度も行い、いずれも、中国各界に大きな反響を呼びました。
第二は青年に希望を示してくれるということです。讃歌の中には「我は青年に万感の言葉を贈らむ、『努めて、徳智を磨き、学業を成し遂げ給え』」という言葉があります。私たち青年は名誉会長が示してくれる方向へしっかりと歩んでいくべきだと思います。
名誉会長は１９７４年５月の中国訪問以来、１０度にわたり、周恩来総理、鄧小平副総理、江沢民国家主席、現在の最高指導者である胡錦濤国家主席、歴代の指導者と対話を重ねてきました。また名誉会長の著作は中国の識者、大学生に幅広く読まれています。中国ではなぜ名誉会長がこれほど注目されているのでしょうか。創価学会ホームページの特集「日中友好の源流」から、その答えをもらいました。第一は名誉会長が中国の古い友人です。非常に早い時期から、不退転の覚悟で中日友好を訴えられたことです。第二は、中国人民は指導者から庶民まで、名誉会長が最大の功労者であることを知り、深く尊敬しています。
歴史的な『中日国交正常化』から２００７年９月２９日で３５周年を迎えました。「中日関係について、どう思いますか」と聞かれれば、私の答えは「中日関係の前途は光明に満ちたものであることと信じている」というものです。なぜかといいますと理由は次のとおりです。
２００７年４月、温家宝総理は日本を訪問しました。その旅は『氷を溶かす旅』と言われています。訪日中、名誉会長と会談しました。席上、温家宝総理から会長に自筆の書が贈られました。「慈航創新路，和諧結良緣」（慈悲の航海で、新たな道を創造し、調和は良緣を結ぶ）。
２００７年１２月２７日、福田総理は中国を訪問しました。その旅は「迎春の旅」と言われています。福田総理はこう述べました。「今回、私が中国を訪れた目的は、昨年秋以来、力強い足取りで発展しつつある日中関係の基盤をより強く踏み固め、その関係を新しい段階に引き上げたい、そういうことにあります。「日中関係にとって、平和友好以外の選択肢はあり得ない」。
また、今年 春爛漫の桜の頃に胡錦濤国家主席は日本を訪問するそうです。今年も日中平和友好条約３０周年にあたります。中日関係はやがて新たな発展段階を迎えようとしています。私は中日関係の前途は光明に満ちたものであることと信じています。たくさんの人々は中日の友好を目指して、努力し、力を尽くしています。私たち青年も責任感を持って、一緒に頑張りましょう。
一般参加 王暁丹(遼寧師範大学)
親しさは宝
人生にとって友達と親しくする事は重要です。嬉しい時、彼らと一緒に楽しみを分かち合うと思う。悲しい時、彼らからの応援はたいへん重要です。友達と親しくできることは宝だと思う。
平成19年12月9日聖教新聞5版（6）での「長男の病でひとつに、互いを思う一人一人に成長」の中で、南雲みどりさん一家の精神は人を感動させます。この「人のために尽くしていけば、自分の宿命も転換できる」は、人生の意義をはっきり示しています。人々は互いに助け合うべきです。助けることの中で、人生を楽しむのです。
南雲みどりさんの長男が原因不明の顔面神経まひを発症し入院を余儀なくされた。南雲さんは、不安で一杯の息子のもとへ、毎日通った。忠美さんも「父さんと母さんも題目を送っているから、安心して頑張りなさい」と励ました。ここで両親の愛は充分に表されました。両親にとって、いつまでも子供はもっとも重要な宝です。病気のとき、家族の応援が大きな励みになります。「勇多の病気をきっかけに、さらに家族がひとつになれました。誰かに悩みがあれば、皆で励ましあい、乗り越えていくようにしています」と南雲さん夫妻。一家で心をひとつにすれば、どのような困難でも、乗り越えることができる。人のために真剣に行動する心を持って、なんでもするとき、とても嬉しいです。
私にとって、家族はたいへん重要です。困難があるとき、父親と母親からの応援が大きな励みになります。何かを放棄しようとするとき、両親は私を支持し励ましてくれました。このとき、元気になりました。両親にはたいへん感謝しています。家族は大好きです。
人生は自分にとって、どんな生活であるべきなのか。こんな堅苦しいこと、どうでもいいと思うかもしれない。でも、私は「何もせずに後悔する惨めさを味わってほしくない」と思う。自分はまだ学生だけど、別に皆と比べることもないです。価値基準は、自分の中にあるから人の目は気にならない。
他人と比較するのではなく、昨日の自分と今日の自分、今日の自分と明日の自分の成長を見つめて、みんなと励まし合いながら頑張って生きていきたい。人が嬉しいときに一緒に歌い、人が悲しいとき一緒に泣く人間になろうと思います。これこそ重要な宝です。人と人の間も、国と国との間もこの通りだと思います。私は中日平和友好にも頑張りたいです。親しい中日の関係も重要な宝です。